テスラの新型Roadster。「飛ぶ」の実態と発売の現実
10月15日に公開された新型Roadster。派手な実演と、市販車としてできることを区別します。

Roadsterの新しいコンセプトには、SpaceX由来のコールドガス噴射装置を採用。
短時間の浮上・空中回転をデモで披露したのは事実。ただし、それは自由に空を移動できる「一般向けの空飛ぶ車」が発売されたことを意味しません。
すごいのはここ。でも勘違いに注意
特殊なコースと装置を使い、車体が逆さに走ったり空中で向きを変えたりする実演が報じられた。
一般公道での飛行許可、実際の納車時期、販売価格、誰でも買える仕様は別途確認が必要。
ファンで車体の下に低圧を作り、路面への密着力を高める仕組み。
圧縮したガスの噴射で加速や浮上・姿勢の補助を行う構想。
「飛べる仕様」は地域・安全基準・許認可による制約がある。
「すぐ発売」とは言えない理由
- 第2世代Roadsterを予告
当初は2020年からの納車を示唆していましたが、計画は長く延期されました。
- SpaceXとの新型Roadster実演
米テキサス州の試験施設で、車体を路面に吸着させて逆さに走る動作や、推進装置を使った短い空中ジャンプが披露されました。
- 量産開始予定
テスラ側の発表目標です。量産が始まっても、全予約者への納車日・飛行機能の認可が決まったわけではありません。
発表された数字と、まだ不明なこと
テスラ側が示した加速性能。一般市販車として第三者が検証した数値ではありません。
メーカー側の発表値。実走行条件や車両グレードによる違いは未確定。
発表値であり、2017年当初に示された目標より短くなっています。
数値は10月15日の発表内容を報じたReutersに基づきます。公的な認証値や独立試験結果として扱いません。
車体下の圧力を下げ、タイヤを路面に強く押し付ける。逆さ走行デモのための仕組み。
車外にガスを噴射し、加速や姿勢変更を助ける。短い浮上・ジャンプで使われたと報じられています。
いずれもデモでの特殊な機構です。長距離を空中移動できる航空機とは別の技術・制度です。
どのモデルが、何をできる?
5万ドル・25万ドルは車両の販売価格ではなく、予約金です。発表時点で最終販売価格は公表されておらず、予約が納車を保証するわけではありません。
特別な車で何を実証できるか
空中姿勢制御・車体の吸着といった機構は印象的。ただし一般利用では耐久性、安全性、騒音、規制への対応が課題です。
販売台数が多い車とは別
Reutersが伝えた市場関係者の見方では、Roadsterは技術を象徴する車。テスラ全体の業績では販売台数、利益率、キャッシュフローなどの方が影響が大きい可能性があります。
通常のEVとの違い
普通の電気自動車はモーターでタイヤを回します。Roadsterの特殊仕様は推進ノズルと吸着機構を追加することで、タイヤのグリップだけではできない動きを狙います。
購入より前に見るべき点
- 量産開始の2028年という目標が守られるか
- どのグレードがどの機能に対応するか
- 公道認可と安全面の実証が進むか
公式サイトに掲載された機能・仕様の一部は特定グレードのみ。完成車の実用性・耐久性・価格は今後の発表待ちです。
情報源と確認日 メーカー・通信社
最終確認:2026年11月2日。実証デモと販売仕様は区別しています。